2019年2月2日土曜日

万年カレンダーの考え方

万年カレンダーの考え方

12ヶ月を一枚に収める年間カレンダーにするとして、では何枚のカレンダーを作る必要があるでしょうか。

 1月1日が月曜日であるなら、自動的にその後の日付の曜日が決まります。ちなみに12月31日も月曜日になります。(閏年でなければの話です。)
 この年のカレンダーを「月平」と名づけましょう。平は平年の意味です。
 1月1日が火曜日である年のものは「火平」のカレンダーです。
 同様に水平、木平、金平、土平、日平のカレンダーが必要です。これで7種類。

 当然閏年のものも作らなければなりません。
 閏年の1月1日が月曜日であるなら、自動的にその後の日付の曜日が決まって、12月31日は火曜日になります。この年のカレンダーを「月閏」と名づけましょう。
 同様に火閏、水閏、木閏、金閏、土閏、日閏のカレンダーが必要です。
 全部で14種類です。

 それではそれらがどんな順番で連続するのでしょうか。
 4の倍数の西暦年は閏年だから、平のものが3つ続いた後、閏のものが1つ、また平のものが3つ・・・ということになります。
詳しく言うと、100の倍数で400の倍数でない西暦年は閏年にならないので注意を要します。
 そして平年から次の年への接続は曜日が1つだけ進むこと、閏年から次の年への接続は曜日が2つ進むこともわかります。

それでは並べてみましょう。

 月平 火平 水平 木閏
 土平 日平 月平 火閏
 木平 金平 土平 日閏
 火平 水平 木平 金閏
 日平 月平 火平 水閏
 金平 土平 日平 月閏
 水平 木平 金平 土閏
 月平に戻る

 以上のように28年で一周することになります。ただし途中に100の倍数の西暦年があるときは注意が必要です。つまり詳しく言うと本当は400年かかってはじめて完全に一周するのです。